部屋は狭すぎず広すぎないようにする

部屋は広ければ良いというわけではない

理想のマイホームを建てたいとき、多くの人が広い家を建てたいと考えるでしょう。そしてリビングやベッドルームなど、くつろぐスペースはより広く開放感のあるものにしたいと考えるのは、当然のことです。

しかし、部屋は広ければ良いというものでもありません。実は部屋が広いことによるデメリットもあります。その一つが冷暖房の効きの悪さです。部屋が広ければ広いほど、クーラーやヒーターの熱が伝わりづらく、さらに窓や空調の数が増えることによって、より外気温の変化に影響されやすくなります。同じように、吹き抜けのある部屋の1階は、2階でファンを回すなどの対策をしても、通常の部屋よりも暖房効率が悪いと言えますし、光熱費も高額になってしまうでしょう。

家族構成と暮らしに合った広さの部屋を

広ければ良いというわけではありませんが、当然狭すぎても暮らしづらいです。また、現状夫婦2人だけだったり、子どもが小さかったりして十分だと考えても、ひょっとしたら子どもがもう一人増えるかもしれません。さらに、子どもたちが成長すれば一人につき一部屋ずつ、ある程度の広さの部屋を欲しがるでしょう。

今と今後と老後まで考えると、部屋の広さを区切れるような作りにするのも一つの手です。襖やアコーディオンカーテンなどを用いて、状況に合わせて広くしたり区切ったりすれば、生活しやすくなります。また、1つの部屋を大きくする代わりに、部屋を分けて複数つくっておけば将来のためになるでしょう。ただし部屋を作りすぎても、物置小屋になってはもったいないので、家族構成や暮らしを考えて間取りを決めると良いです。